超高齢化社会の医療を薬剤師がどう支えるか-薬剤師のお仕事.com [薬剤師の役に立つ情報]

それでは今週の薬剤師情報です。


いよいよ第5回を迎えた『 今の薬剤師を取り巻く状況 』
本日は、【超高齢化社会を迎えて】というテーマでお話します。


以前より叫ばれていた、超高齢化社会。
団塊の世代が定年を迎え、65歳の年金受給開始までもう秒読みになりました。

削る事の出来ない年金の拠出先を巡り、医療費の削減が始まったのはもう5年以上前の事。
薬剤師・薬局はその削減の影響を最も大きく受けた職種の一つです。


では何故、薬剤師や薬局がその影響を大きく受けなければならなかったのか?
これが今日のお話のテーマです。



その原因を一言で言ってしまえば、

『薬局・薬剤師なら削って構わないだろう』

と思われているからです。


薬剤師の皆さんが、日々重い責任を課せられた中で懸命に職務に励んでいる事は承知の上で言いますが、
医師や看護師、もっと言えば介護福祉士と比較すれば、薬剤師はその働きが不十分だと思われているのです。

医師不足で寝る間もない程働いている医師。当直は当り前、急変する患者への対応を求められる看護師。
老人介護で肉体的にも精神的にも悲鳴をあげるような重労働の介護士。

上記の職種に比べ、薬剤師の労働環境はまだ恵まれたものであるといえます。
実際、転職・就職の際に最も重要視されるのは、休みと営業時間。そういった環境が多いのも事実です。


これから確実に迎える超高齢化社会において、医療スタッフと高齢者の数のバランスが合わない事は明白です。
薬剤師の今以上の活用も実際に叫ばれてはいますが、形として見えてこないのが実情です。


登録販売者の影響で職を失った薬剤師が数多く存在し、
新しい働き方・働き口が出てこない限り、人員過多になる可能性が非常に高い現在。
超高齢化社会の中で薬剤師が果たすべき役割を見つける事は喫緊の課題です。

在宅医療にその糸口を見つけ、動き出している薬局も今は多くなってきましたが、
それだけでは不十分。ただ一包化を数多くこなす事だけが仕事になる薬剤師が増えるだけでしょう。


ある、有名な厚労省の方が実際に演説で言われた事ですが、

「一人暮らしの患者さんにシップを張ってあげる事を薬剤師の行為として認めろ!」とただ言うのではなく、
「実際に患者さんが必要としているから行っており、これだけの成果が上がっている!」と見える形で話を挙げろ。
そうすればこちらも検討せざるを得ないのだから。

詳細は異なりますが、概要としてはこんな内容のお話でした。

要するに、

【もっと自分達で動いて、上からの指示を待ってるのではなく、能動的に働きかけろ】

というお話ですね。

つまり、その程度なら、まだまだ余裕なんだろう?と思われているということです。


薬剤師会等の政治団体だけに任せず、民間から一人一人が声を挙げていくこと。
これが今後の薬剤師の生き方に大きな意味を持つ事だと私は信じています。



就職・転職の相談や無料支援はお電話では平日日中に受け付けております。
お時間の都合がつかない方向けには、インターネットの無料就職相談(携帯用:無料就職相談)がございます。
PC URL:http://www.job89314.com/job/detail.jsp?job_id=44039
携帯URL:http://www.job89314.com/m/job/detail.jsp?job_id=44039

希望の時間を記述して問い合わせ頂ければ、指定のお時間にこちらからご連絡差し上げます。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。