登録販売者の就職・求人と薬剤師への影響-ドラッグストア・調剤薬局・病院- [薬剤師の役に立つ情報]

それでは今週の薬剤師情報です。


こんにちは。

本日の『 今の薬剤師を取り巻く状況 』のお話は、
【登録販売者がもたらした影響】についてです。


登録販売者制度の施行からもう既に2年近く経過しました。
今では一般の方々の中にもこの資格名が浸透し始めていますね。

元々、薬剤師不足に喘ぐドラッグストア(以下DgS)業界の要請により誕生したこの資格。
果たしてその効果はあったのでしょうか?


結論から言うと、DgS業界が期待した通りの効果はありました。
薬剤師にとっては大きな負の側面も生み出しましたが。。。


登録販売者の特性といえば、所持者がいる店舗では、第2・3類の医薬品販売が可能な事。
裏を返せば、『処方箋調剤や、第1類を置かなければ薬剤師を常駐させなくて良い』事になります。

この結果、多くの常勤・パート薬剤師がその職を追われました。


DgSの経営という面からみれば、調剤や1類の売上げが低い店舗は、2・3類のみにし、
人件費の高い薬剤師ではなく安く済む登録販売者に任せるというのは極めてまっとうな判断です。

大卒で一年間の実務経験があれば試験資格を得られる登録販売者にどこまでの技量があるのか?
という疑問はさておき、『全店調剤併設』をもっとうにする企業以外では、
DgSでの薬剤師の立場はかなり狭くなってしまいました。


前回、6年制の卒業者が当面は大きく増大しないというお話をしましたが、
4年制最後の年に比べ、登録販売者の影響で薬剤師の職域が狭くなったのは事実です。
状況が大きく暗転することはないが、好転する材料が見当たらないのが今の薬剤師業界の実情です。


「今の職場内でどうするか?」
「新しい職場を求めるのか?」



人それぞれ、思惑や動きは異なるとは思いますが、これからを真剣に考える必要があるでしょう。


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